その昔、新しいグラビアのシリーズを撮ろうということで
某誌編集長に呼び出されて見せられたのが、
川端康成の『眠れる美女』
恥ずかしながら未読だったので拝読。

作品の講評は、三島由紀夫の作品解説が見事過ぎるので、
これ以上のことは言えるわけがないので割愛する。

しかし、よく考えてみると要するに寝顔ばかり。
フェティッシュだけど、興味あるアプローチ。
ということでインスピレーションを受け、
寝顔・寝姿を試行錯誤しているうちに2年近く撮影した。

もちろん純文学のノリをそのままトレースしてもウケるはずもなく
98%くらいの俗液を混ぜ込んだ雰囲気に仕上がったが、
今回それをリメイクしてなんとか90%くらいに抑えてみた。

オマージュというにはおこがましいので、
タイトルも変えて新たに「ねむりめ」にした。
その中からの10作品。
 

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