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デジキャパ! 8月号

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CanonEOS-1DsMarkII EF300mmF4L IS TEGANUMA/IBARAKI

 デジキャパ8月号の表紙は小林恵美ちゃん。相変わらずの透き通るような虹彩が最高級グラスアイのよう。ホントに美しいのだ。ドアップで撮れると幸せを感じる瞳なのである。数年前に他誌の表紙で撮影して以来だったんだけど、ちゃんと覚えていてくれてるのが、ちとウレシかった。

 7月号のことで書いたように、この時はこの通り思いがけずの好天。さらには撮影の時間帯はほぼ南中帯で、太陽は真上に近い。普通だと逆光云々と常套手段で無難な光線状態で撮影しちゃうんだけれども、この時は田んぼのど真ん中という都合もあり、あえて夏を意識すべく順光、顔には影がガツンと言うほどに出る状態で撮影してみた。普通は絶対に避けるべき光線状態だけど、これだと日差しの強さ、稲穂の緑など、順光ならではの夏ギンギンのイメージが出せる。

 ただし、そのまんま撮ってもこうはならない。それには銀レフという強い味方が絶対必要になるのだ。順光の陰影、さらには葉からの緑かぶりを消してくれる。しかし! 銀レフは諸刃の剣。この時間帯の銀レフはまさに殺人光線にもなる。眩しいどころの騒ぎじゃないのだ。しかし、恵美ちゃんは百戦錬磨のプロなのだ。驚くほどレフに強かった。もちろん当てる時間は最低限と気配りはしたが、それにしても強い。サスガ南国で鍛えられているだけあるのだ。この写真じゃ小さくてわからないかもしれないなあ、気になる人は本屋さんで表紙を手にとって確認して下され。

それにしても300ミリなんて使ったの、久しぶりだなあ~