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2006/09/24 04:02

CAPA10月号

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CanonEOS-1DMarkII 50mmF1.4 SHIRASATO/CHIBA

 今発売中のCAPA10月号の「25人の写真家と25台の主役カメラたち」と言う企画で、その中のひとりとしてカメラ話と作品を紹介させていただきました。いやあ、光栄極まりありません。しかし思い切った企画だなあ、ひとり4ページ(立木さん山岸さんは6ページ)と贅沢にも使って。なかなか今までなかった斬新な流れだなあ、素晴らしい。このページでは撮影データも入れないほどにこだわった写真の見せ方。普通の本では普通はないけど、カメラ誌としてはこれまた珍しいことかも。是非チェックをば。いつもより100ページ増でぶ厚いです。

 ただ入稿時には撮影データを書いていたので、せっかくテキストが残っているので、ここで載せておきます。本誌を見ながら参考にでもなれば。ちなみにP117の写真は、このブログでも発表したけれど、今回はノートリミングバージョン(トリミングバージョンはスライドショー用に横位置になおしたものです)。実は2人同時に走りながら撮っているのだ。かなりのスピードで。キツかったけど、そういうの楽しい。

P115
撮影データ:ニコンD70 AF-Sニッコール18~70ミリF3.5~4.5G(18ミリで使用) 絞りF4.5 1/500秒 ISO200 WB:スピードライト

P116(上の写真)
撮影データ:キヤノンEOS-1DMarkⅡ EF50ミリF1.4 絞りF2 1/1500秒 ISO100 AWB

P117
撮影データ:キヤノンEOS-1DsMarkⅡ EF17~40ミリF4L 絞りF4.5 1/1000秒 ISO200 WB:太陽光

2006/09/17 06:27

P.G.No.96 万世橋トライアングル

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CanonEOS-1DsMarkII 17-40mmF4 SHINPEIBASHI/TOKYO

 で、このタイトル、なんだかへんてこりんこりんだなと思う人もいるかもしれないけど、これを撮影した万世橋近くには山手線、総武線、中央線の3線秋葉原、お茶の水、神田の3駅で線路に囲まれた三角形の地帯がある。その中は神田川が通って、線路の架橋が古い煉瓦で出来ていたり、この春までは交通博物館があったり、その上には戦前まであった万世橋駅がそのまま残っていたりと、なにかと昭和初期の風情が残る場所だったりする。結構好きで撮っているロケーションなんだけど、その辺りを勝手にそう命名してしまった。

 モデルは歌手としても活躍するkayさん。初めて撮影したのはどこかの宣材撮りのときだったから、もうかれこれ6年になるかあ。ポートレートギャラリーにもこれまで2回ほど登場してもらっている。とにかくカッコよくて挑発的なほどセクシーな路線になってしまうのは彼女の歌う姿そのまんまだな。作詞や作曲、打ち込みまで自分でやっちゃったうえにクオリティも高いからいつもビックリな女性なのである。

2006/09/10 04:41

P.G.No.95 桜女(さくらめ)

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CanonEOS-1DsMarkII 17-40mmF4 KASAI/TOKYO

 桜、といっても春真っ盛りのソメイヨシノの季節には仕事やらなんやらでタイミングが合わず、ポートレートギャラリーの撮影は今年は残念ながら撮影が出来なかった。唯一、妻を連れて飛鳥山に行ったくらいだったかな。でもこれ、たくさん桜咲いてんじゃんと思うかもしれないけど、この作品、実は撮影したのがGW間際の4月も終わりの頃なのだ。菜の花とかも出てくるけど、これもよく残っていたなあっていう感じだ。八重桜の種類なんだろうか? ふと寄った公園で咲き誇ってたのをラッキーと思いつつ撮影したのだった。

 モデルの萌子さん、存在感もフワッとしていてこの桜の儚いイメージにはピッタリだった。最初のピンクのワンピースの方が桜に似合ってたかもしれないなあと思ったけど、桜が見つかったのもちょっと偶然に近い流れだったんで、まあしょうがない。彼女のほのかな表情のリアクションを楽しみながら、葛西辺りをふわふわとまわりつつスナップした春の午後だった。春の写真をこうやって秋口に見てると、ちょっと寂しい感じもするなあ。

2006/09/04 19:36

P.G.No.94 港前の草原より

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CanonEOS-1DsMarkII 17-40mmF4 YOKOHAMA/KANAGAWA

 春にも扉写真で一度使ったことがある茜さんの写真をまとめたのがこの「港前の草原より」。いやあ、アップまで1年近く経っちゃいました。この写真撮ったときは、周囲は秋真っ盛りって言う感じだったからなあ。年が経つのは早すぎまっす。

 撮影地は横浜みなとみらい界隈を歩いていける範囲。コースはというと桜木町で待ち合わせをして、電車道を通り赤煉瓦倉庫に向かうといういわばデートの定番コースをなぞっているという感じかな。ひとりで風景撮りながらこんな風に歩いてたらあっという間に着いちゃうんだけど、2人で撮りながらとかおしゃべりしながら歩くにはちょうどいい感じの距離だよな。横浜はそんな風に歩く距離がちょうどいいポイントが多い。

 この時の写真見てると、青空が眩しいなあ。今年は春からなんだかんだいってピーカンにはほとんど恵まれなかったんで、これからこんなドピーカンが来るコトを祈るのだ。歩いても汗ばまない気持ちいい感じだし、そろそろ募集再開したりいろいろ計画たててみよっかな。