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2006/08/30 10:01

P.G.No.93 晴れのち秋雨

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CanonEOS-1DsMarkII EF17-40mmF4L OHISO/KANAGAWA

 8月になってポートレートギャラリーにまとめてという形で8本アップした。コンスタントにアップしなきゃと思いつつ、作業がだいぶ遅れちゃったなあ。しばらくは、記憶が新しいウチに新作について先に書いておかなければ!

 ファイルNo.93「晴れのち秋雨」。モデルは2度目の衣梨さん。結構セクシーな活動も魅力的な彼女だが(笑)、清純路線も非常に似合ってしまうのが可愛いところ。今回は、海に出て撮影した。場所は湘南に行くときには最近ほとんどここで撮ると言ってもイイくらいの大磯の砂浜から酒匂川河口までの西湘。江ノ島近くだと人が多すぎるので、どうしても西湘に逃げてしまうコトが多いんだよな。

 彼女の服からいって、もうちょっとメルヘンっぽい、緑系な場所の方がとは思ったんだけど(笑)、テトラポッド相手でも青空のおかげでなんとか絵になったって感じだ。彼女のコケティッシュなイメージが出たと思う。そそ、この日のポイントは天気だったなあ。前半、砂浜で撮影しているとときにはご覧の通りドピーカンだったのだんだけど、軽くお茶して再開してみたら雨がぱらつくほどの曇天。秋空の移り具合、当然予想しての行動だったんだけどね。最近とみに気象情報に敏感になっているのだ。時には10分後どうなってるか予想しながら、計算に入れて動いているくらいだから。

2006/08/27 10:44

P.G.No.88 BlueRidgeが見える島

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CanonEOS-1DsMarkII N EF28-70mmF2.8 YOKOSUKA/KANAGAWA

 ちなみに「BlueRidgeが見える島」とは横須賀沖に浮かぶ猿島のこと。戦艦三笠の鎮座する港から遊覧船に乗って10分ほどで着くことができる小さな無人島だ。プロアマ問わず結構撮影ポイントとして使われていることも多いので、知っている人も多いと思う。砂浜もあって夏場は海水浴客でも賑わっている場所なんだけど、行くならオフシーズンの人のいない時期の方が面白いと思う。

 この島の特徴は、なんといっても江戸末期のペリー来航から大東亜戦争終了時まで要塞として使われていたためにその痕跡が所々に残っていることだ。島を巡る隧道は全くその当時のままで煉瓦造り。そんな場所でSayakaさんを連れて行って撮影してみた。

 Sayakaさんも初めてだったが、実はボクもここに来たのは初めて。鬱蒼とした空気感に圧倒されながらカメラを向けたが、人を撮るには意外と難しい場所だ。何しろ隧道周りの道は切り通しで、光はほとんど上からしかこない。隧道は照明ほとんど無く真っ暗。結局あまり隧道では撮らず、島を横切って岩場に下りたり、今度は登って展望台で撮影した。Sayakaさんのロングスカートが風に揺れて気持ちいい感じだ。展望台、これもほとんど大戦当時の建物ヶ、と思うくらいボロボロ。登ると空母に似たアメリカ第7艦隊旗艦ブルーリッジが停泊しているのが間近に見えた。ブルーリッジ山といえば、カントリーロードの詩の中にも出てくる。その物騒なイメージとは遠くかけ離れているとは思うが。

2006/08/25 04:44

今年の夏

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Fuji FinePixF10 IRIYA/TOKYO

 今年の夏のメインイベントといえば、やはり妻の熊本市現代美術館での展覧会『真珠子展』の「準備」だった。もう7月中は部屋の中にいろんな作品がひしめき合って寝る場所がないくらいだった。寝ながら何回隣のオブジェにぶつかったことか。いやぁ、今考えても忙しかったな、仕事の合間に額作ったり額装したり、必要なもの買い物に何度も行ったり。

 その中で一番大変だったのは梱包と発送だったかもしれない。もちろん運送は宅配便に任せたが(実はこれすら最初は信用できなくてフェリーで持っていこうと思っていたのだ)、東京から熊本まで見ず知らずの人が運んだとしても壊れないように梱包するっていうのはなかなか気を遣うものなのだ。徹夜で梱包、発送し終わったときには一気に疲れて夜まで寝てしまった。また美術館に届いた作品を見たときの安堵感といったら。

 思い出してみれば会場での準備も何気に忙しかった。コードが足りなくなったり会場で用意してもらったDVDプレイヤーが合わず、新しいのを買いに行ったり。それでも現場合わせできる、いろいろ融通の利く場所だったからよかった。それでも熊本の下通りを3往復くらいしたかな。まあ、そんな忙しさも完成してしまって来場してくれるお客さんの顔を見れば忘れちゃうか。お疲れさま~、真珠子&自分。

写真は7月に撮った入谷、朝顔市の帰りの路上にての真珠子。見つけた落書きと。この時買った夕顔は、熊本に出かけっぱなしの時に半分枯らしちゃって、現在再生ちゅう~w。

2006/08/22 23:30

再会

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CanonEOS-1DsMarkII EF24-70mmF2.8 OSAKA-BAY/OSAKA

 久々にポートレートギャラリーの過去作から離れて、オンタイムに近い写真。歌手の笹生実久さん。彼女との出会いはある人を通して「是非撮ってみて!」ということで昨年5月に撮影したのがキッカケだ。その後、会う機会は失われていたんだけれども、なんとその方が今年6月に突然亡くなり(享年38歳)、この7月大阪にお参りに行くのがキッカケで約1年ぶりに再会することに。再び会う機会は、そのまま大阪で撮影セッションということに相成った。

 何はともあれ彼女のアーティストとしての情報、ホームページはこちら。
http://www.mf247.jp/view/index.php?module=artist&refno=41505&g=1%20
http://www.sasaomiku.com/

 ギター一本でシンプルにささやくような歌はほんとに心地いいです。祭壇の前での生歌を聴いたときは、彼の忘れ形見の小さな息子さんがはしゃぐのもあって涙が出てきたなあ。

 写真は、上のページで使われている写真のノートリミング版。大阪港の潮気と夕陽を浴びながら撮った写真。

2006/08/18 07:47

P.G.No.44 あやの時間

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Fujifilm FinepixS1pro Tokina19-35mmF3.5-4.5 SHIBUYA/TOKYO

 ロケ場所は渋谷駅周辺。渋谷って前の事務所から一番身近な場所だったのに、なんだか好きになれなかったんだよな。だから、なかなか撮影する気が起きなかったんだけど、いい機会だと思ってやはり渋谷は身近なあやりんごちゃんを連れてロケしてみた。いやあ、おもしろいおもしろい。撮る所いっっぱいで、日常的に見過ごしている所に彼女にいてもらうと全部ステージになった。

 実はポートレートギャラリーでは初のオールデジカメ作品だったな。カメラはS1プロ。同時期にD30も使っていたけど使用頻度ではS1プロ90%っていう感じだった。F60ベースのクイックリターンミラーさえ付いていない非力なカメラだったんだけど、とにかく色とゆったりとした音は好きで、6メガとしてはそれでも結構リズミカルに撮影できた。

 当時は、とにかく高感度まで平気でアップ出来る点がうれしくて、ノイズはかなり多かったものの、暗くても写ってしまうのが楽しくて、暗くなっても写真を撮っていた。このときも夕方いったん撮影を終え、パンテオンでお茶して、なぜか同じフロアにあったマッサージ屋さんで2人でマッサージしてもらい、暗くなった後でまたひと撮影したんだっけな。この頃のクセが残っているのか、最近でもデジカメだと平気でISO1600くらいに上げ、フツーに超高感度域を使っちゃうんだよなあ(笑)。

2006/08/09 02:52

P.G.No.25 夏天

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CanonEOSRT EF20-35mmF3.5-4.5 FujicolorG-400 SETAGAYA/TOKYO

 夏天は夏の蒸し暑さを感じると、自分の中でこの写真を思い浮かべるくらい好きな写真。とくに世田谷線混じりのカットは、ほんとに夏の風を感じてその当時の音まで思い出す。最近の新しくなった車両ではそうはいかないだろうな。車両は広告だらけで元のデザインがよくても品はなし。エアコン付いていて快適かもしれないけど、それと引き替えに季節を感じる「窓」がなくなっちゃったし、残念だよなあ。この前乗った、熊電の青蛙はまさに夏列車だった、うん、単なる快適でないことからも、記憶に残る風情というもん、大切だよなあ。

 んなことでこのときは電車移動&歩きメインてワケで、相棒を軽い630とRTにして軽装。三軒茶屋界隈をまずブラブラ、そのあと電車に乗り宮の阪、山下辺りをブラブラ、ん~、ここ数年訪れていないコースだ。

 あ、思い出した、このときのモデルのmasamiさん、このときちょうど結婚直前で、撮影はその記念写真的な意味合いもあったのだ。写真に撮らたいっていうきっかけはいろんな理由があるんだなあ、と思った。ボク自身は写真に撮られようなんて絶対に思わないタイプなんで、全然気持ちはわかんない(笑)。